「私情」と「私用」の違いとは?分かりやすく解釈

「私情」と「私用」の違いとは?違い

この記事では、「私情」「私用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「私情」とは?

「しじょう」と読み、個人的な感情のことをいいます。

また、利己的なこころのことをいうこともあります。


「私情」の使い方

個人的な感情について言う場合に使用します。

「仕事に私情を持ち込んではいけない」などと、使います。


「私用」とは?

「しよう」と読み、私事に用いることをいいます。

例えば、「私用電話」などです。

また、自分個人の用事についていうこともあります。

家族の世話や、病院に行くことなどです。

仕事や、公の用事ではないことを表します。

この場合には、「私用で外出中です」などと、使用します。

対義語は、「公用」となります。

「私用」の使い方

自分のものとして使う場合や、自分の用事について言う場合に使用します。

「会社の車を私用していることが分かってしまい、厳重注意を受けました」や、「私用の為、明日は有給休暇をいただきます」などと、使います。

「私情」と「私用」の違い

「私情」は、自分の感情、個人的な感情のことをいいます。

それに対し、「私用」は自分のために用いること、個人の用事のことを指します。

違いは、感情なのか、用事なのかというところです。

また、「私用」には、私の用事という意味と、私が用いるという二つの意味がありますが、「私情」には、個人的な感情という意味しかありません。

「私情」の例文

・『人事評価に私情を挟むことは無いと言われましたが、納得がいきません』

・『友人の結婚式に出たくなかったので、返信はがきに、私情により欠席しますと書いたら絶縁されました』

・『彼の計画に対して皆が反対しているのに、一歩も引かずに押し通すのは、仕事に私情を持ち込んでいるのではないだろうか』

「私用」の例文

・『私用のために、席を外しているときに来客があった』

・『社員が業務中に私的メールを送っていることが分かり、パソコンを私用することが禁じられました』

・『私用により、会議には30分遅れて参加します』

まとめ

私情と私用は、よく似ています。

違いを知って、役立ててください。

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