「帰着」と「到着」の違いとは?分かりやすく解釈

「帰着」と「到着」の違いとは?違い

この記事では、「帰着」【きちゃく】と「到着」【とうちゃく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「帰着」とは?意味

外出先から家や会社に帰る行動を「帰着」【きちゃく】といいます。

「一昨日、母港に帰着する」といった使い方をして、自分が目的地へ帰り着いた状況を表すのです。

主に、自分が帰るべき場所に戻って落ち着いたという意味で使われています。

他にも、職場で話し合いしていたとき、そこにいる社員全員が納得する点に落ち着いたといった意味もあります。


「到着」とは?意味

目的地に行き着く行動を「到着」【とうちゃく】といいます。

電車が乗客を乗せて目的地へ着いたとき「到着する」といった言い方するわけです。

また、自宅から外出して、距離がある田舎に電車を乗り継ぎ、やっと着いたという状況を指すのです。

このように、自らが乗り物に乗ってはるばる時間をかけて行く場所に着き、安堵する気持ちを表すとき使います。


「帰着」と「到着」の違い

「帰着」「到着」の違いを、分かりやすく解説します。

遊びに行ったり、仕事で外に出ていたとき戻るべき場所に着いたことを「帰着」といいます。

このようなところから、様々な議論を重ねて一番目的を達成できる提案を選ぶ状況でも使われている言葉です。

もう一方の「到着」は、体力と時間を費やし、やっと目的地に到着した状況を表します。

「予約していた旅館に到着した」といえば、自宅から何時間もかけて山道を車で走り、ようやく着いたという状況が分かるわけです。

「帰着」の例文

・『1週間旅行して、観光地を巡りながら自宅に帰着した』
・『友人の家に立ち寄った後、マンションに帰着した』

「到着」の例文

・『東京から東北の山奥にある実家に6時間かけて、やっと到着した』
・『海外の歌手が空港に到着して、有名ホテルへ向かった』

まとめ

どちらも目的地に着く行動を示す言葉ですが、意味に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫して使い分けてみるといいでしょう。

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