哺乳類に存在する口の付近の器官を表す言葉には「唇」や「口唇」があります。
この記事では、「唇」と「口唇」の違いを分かりやすく説明していきます。
「唇(くちびる)」とは?
「唇」とは哺乳類に存在する口の周りの器官を示す言葉であり、これを通じて音を出したり食事する機能を持っています。
「唇」は上下2つで形成されており、それぞれは上唇(うわくちびる)と下唇(したくちびる)に分類することが可能です。
「唇」は薄い皮膚によって覆われており下に存在する血流が透けて見えることから赤色になっているのが特徴です。
「唇」は英語で「リップ」と表現する言葉であり、「唇」を保護するために使う道具にはリップクリームがあります。
「口唇」とは?
「口唇」とはくちびるを示す言葉であり、こちらは主に医療分野で使われることで知られています。
「口唇」は医学的な分類から症状などに使われる言葉であり、代表的な症状には「口唇炎」や「口唇ヘルペス」が有名です。
「口唇ヘルペス」は口の周りに水ぶくれができる症状であり、感染症であることから医療機関での治療が必要となります。
「唇」と「口唇」の違い
この2つはどちらも哺乳類に存在する口の周りの器官を示す言葉であり、一般的にはひらがなの「くちびる」が用いられます。
「口唇」は医学分野や症状の分類に使われる言葉であり、一般的な会話ではあまり使いません。
「唇」の例文
・『唇が結構荒れているので、皮膚科に行って相談してきます』
・『唇の端が切れてしまったので、食べる時に痛みが出てしまって大変です』
「口唇」の例文
・『口唇炎の可能性があるので、仕事帰りに皮膚科へ行く予定です』
・『前に口唇ヘルペスに罹った時はストレスが大きな原因だったので、今回も気を付けないといけません』
まとめ
「唇」や「口唇」はひらがなの「くちびる」を表す言葉であり、一般的な会話や文章では「唇」や「くちびる」の方を使います。