「触手」と「触角」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「触手」と「触角」の違いとは?違い

この記事では、「触手」「触角」の違いを分かりやすく説明していきます。

「触手」とは?

「触手」とは無脊椎動物がもつ糸状や紐状の突起物です。

空気や水の動きを察知する感覚器官であったり床や壁などに張り付くためのもの、触れたものを掴み引き寄せるために使うなど、生き物によって触手がどんな機能を持っているかは異なります。

ヒゲや角など細長い突起物は他にもみられますが、ある程度の太さと柔らかさをもっていて自由に動かすことができ、人で言う手のような働きができるものを指す言葉です。


「触角」とは?

「触角」とは節足動物などがもつ細長い感覚器官です。

基本的に頭部の先に付いており、熱や空気の動き仲間の出すフェロモンなど、なにを感知するためのものなのかは生き物によって違います。

生き物によって向きを変えるなどの多少動かせることもありますがそれでも自由自在には動かせず、触覚を別の方向に向けたい場合には頭ごと動かして向きを変える生き物も多いです。

感覚器官以外の機能は基本的にありません。


「触手」と「触角」の違い

「触手」「触角」の違いを、分かりやすく解説します。

感覚器官としての役割だけでなく文字通り手のようにいくつかの機能を持つのが「触手」で、感覚器官として生えているのが「触角」です。

「触手」はある程度自由に動かせますが、「触角」は基本的にそれだけを単体で自由に動かせるようにはできていません。

また「触手」は感覚器官以外の機能のために長さだけでなくある程度の太さがありますが、「触角」は太さが不要なので細長い物が多いです。

まとめ

長くて感覚器官として働いている点は共通していますが、「触手」は感覚器官以外の役割も同時にいくつかになっていることが多く、そのため作りも「触角」とは全くの別物です。

「触手」は自由に動かせるものがほとんどであり手がない生き物の手と言えますが、「触角」は感覚器官としての役割しかないので自由に動かすこともできません。

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