「色彩豊か」と「色とりどり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「色彩豊か」と「色とりどり」の違いとは?違い

「色彩豊か」「色とりどり」この記事では、「色彩豊か」「色とりどり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「色彩豊か」とは?

「色彩豊か」とは、「使われている色の種類が多く豊かで鮮やかに感じられるさま」を表す言葉です。

色の数が多いことに加えて多数の色があることにより美しさが生まれている様子に対して使う表現です。

基本的には色合いの幅や広がりが感じられる様子に対して使います。

自然状態で色の数が多く豊かに感じるられる場合にも使いますが、一般的には人の手によって多数の色を美しく使った人工的な色使いの見事さに対して用いられる表現です。


「色とりどり」とは?

「色とりどり」とは、「色がたくさんありそれぞれ異なっているさま」を表す言葉です。

それぞれ違った色がたくさんある様子を指します。

パーティーに集まった人たちのドレスがそれぞれ違う色だったり詰め合わせにされた菓子の色が1つずつ別だったりなど、異なる色がたくさんある様子に対して用いられる表現です。

基本的にはたくさんの色があることで美しく感じられる場合に用いる表現であり、色の種類がたくさんあってもくすんだ色や暗い色など華やかさが感じられない場合は使いません。

違う色によって生まれた目移りしてしまうような美しさに使う言い方です。


「色彩豊か」と「色とりどり」の違い

「色彩豊か」「色とりどり」の違いを、分かりやすく解説します。

「色彩豊か」「色とりどり」の違いは「色の独立性」です。

「色彩豊か」は色の種類が多く豊かな様子を表す言葉で同系統の色も含むのに対し「色とりどり」はたくさんあるそれぞれの色の違いを強調する表現なので異なる系統の色がたくさんあることを強調しています。

同系統の色をグラデーションで美しく表現している様子は「色彩豊か」ではありますが「色とりどり」ではありません。

「色彩豊か」の例文

・『色彩豊かな絵』
・『彼の描く絵は色彩豊かだ』

「色とりどり」の例文

・『色とりどりのフルーツ』
・『色とりどりのドレスが会場を華やかに盛り上げた』

まとめ

「色彩豊か」「色とりどり」は微妙なニュアンスの違いで使い分けられる表現です。

どのような色の感覚を表すのかを正しく理解して使いましょう。

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