この記事では、「費用」と「損金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「費用」とは?
「費用」は「ひよう」と読みます。
意味は、「ある活動をするのに必要な金銭」という意味です。
2つ目は「企業が利益を出す為にかかった様々なことへの支払い金、従業員の給料や営業活動費などの総称」という意味です。
「費用」の言葉の使い方
「費用」は名詞として「費用がかかる・かかった」「費用がかさむ」「費用負担」などと使われます。
「費」は「金や物を使って減らす」「物の購入や仕事のために使う金銭」という意味、「用」は「使う」「必要な金や物」「やっておくべき仕事」という意味、「費用」で「物の購入や仕事のために必要な金銭」になります。
「損金」とは?
「損金」は「そんきん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「見込みや計画がうまくいかずに減らした金銭のこと」という意味です。
2つ目は「税務用語で、会計上資産の減少となる金額のこと」という意味です。
「損金」の言葉の使い方
「損金」は名詞として「損金が出る・出た」「損金計上」などと使われます。
「損」は「そこなう」「傷つける」「こわす」「減らす」「利益を少なくする」という意味、「金」は「お金」「貨幣」「金銭」という意味、「損金」で「商売で利益を減らす金銭」になります。
「費用」と「損金」の違い
「費用」は「物の購入や仕事のために必要な金銭」です。
「損金」は「商売で利益を減らす金銭」です。
「費用」の例文
「費用」の例文は以下の通りです。
・『海外旅行は費用がかかる』
・『売り上げに対して費用が掛かり過ぎる』
・『余計な費用を抑えて価格に還元する』
「損金」の例文
「損金」の例文は以下の通りです。
・『交通違反の罰金は損金にできない』
・『法人事業税は損金計上できる』
・『損金の扱いで課税額が変わる』
まとめ
今回は「費用」と「損金」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。