この記事では、「アラサー」と「年増」【としま】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アラサー」とは?意味
“Around 30”アラウンドサーティという言葉を縮小した呼び方を「アラサー」といいます。
主に、30歳前後の人という意味があり、若い人の間でよく遣われている言葉です。
「姉はアラサー」というだけで相手に30代であることを簡単に伝えられます。
「アラサーのご意見を聞く」といえば30代を対象にした解答を得るとなるわけです。
言葉の語源は2000年代後半にGISELeという女性誌からであり、“Around 40”(アラウンドフォーティ)という40代を意味する呼び方から、30代を「アラサー」というようになりました。
「年増」とは?意味
年をとった人を「年増」【としま】と呼びます。
若い世代からすると、年をとった中高年は老けて見えるところがまさに「年増」であると思うわけです。
主に、周囲よりも年齢が上の人を対象としている言葉であり、「あの人は年増だ」と若い20代ばかりの職場では10歳以上も年とった30代後半や40代の中年を揶揄するときに使われています。
「アラサー」と「年増」の違いを、分かりやすく解説します。
30代の女性を対象に「アラサー」と呼びます。
若い人から見たとき、年上の女性を対象とした呼び方でありますが、「年増」というのは失礼に感じる現代人の間では、30代の中年世代という意味を分かりやすく呼ぶときに使うわけです。
もう一方の「年増」は、若い人ばかりのところに10歳以上も年齢が高い男女を指します。
35歳前後で亡くなる江戸時代では、20歳も過ぎると見た目も老けてくるため「年増」と呼んでいました。
日本では年上の人の行動や言動に苛立った年下の女性が「年増のくせに」と馬鹿にする言葉として使います。
「アラサー」の例文
・『アラサーの彼女は積極的に企業して、現在は副社長に就く』
・『妹もアラサーになったが、20代の頃より前向きに行動している』
「年増」とは?意味
・『職場にいる年増の上司は口煩いので、部下に嫌われている』
・『年増の女性にごますってご機嫌をとり、うまく仕事している』
まとめ
どちらも年齢を重ねて味が出た年代を表す言葉ですが、少し意味に違いがありますので、自分なりに使う状況や相手によって使い分けてみるといいでしょう。