「所見」と「感想」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「所見」と「感想」の違いとは?違い

この記事では、「所見」「感想」の違いを分かりやすく説明していきます。

「所見」とは?

この言葉には2つの意味があります。

ひとつは、見た事柄、見た結果による自分の考えです。

この意味では「医師の所見」のような使い方をします。

患者が病院にやってきたら、検査をしたり、話を聞いたりして、どのような症状なのかを医師が判断をします。

みたうえで出した判断です。

このような見て最終的にどう考えたのかを意味する言葉です。

「見た」という意味が含まれています。

もう一つの意味は、ある事柄についての考えです。

この意味では「所見を述べる」といった使い方をします。


「感想」とは?

ある物事について心に感じたこと、思ったことという意味です。

映画を観たことで説明をします。

映画を観た後には、面白かった、怖かった、演技が素晴らしかった、この部分にぐっときたなど、何か心に感じるはずです。

その感じるものは人によって違うことでしょう。

人によって違いはあるものの、何かを心に感じたり思ったりするはずです。

その感じたものをこの言葉は意味します。

映画以外の事柄でも、ある物事について何かを感じることでしょう。

何かを食べて、おいしい、まずいなど感じたり、何かを見て、かわいい、かっこいいなど感じたり、どこかに出かけて、楽しかった、また行きたいなど感じたりするはずです。

その感じたものを意味する言葉です。


「所見」と「感想」の違い

「所見」「感想」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は見た結果による自分の考え、ある事柄についての意見という意味です。

ある事柄についてあれこれ頭をめぐらせて出した事柄をいいます。

後者は、外部からの刺激によって起こる感覚、思ったことという意味です。

何かを食べておいしいと感じるとき、この素材がこうだからおいしく感じるのだなどと考えていないことでしょう。

考えではなく感じるものなのです。

まとめ

ある事柄についての考えなのか、感じたものなのかという点に違いがあります。

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