「所見」と「症状」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「所見」と「症状」の違いとは?違い

この記事では、「所見」「症状」の違いを分かりやすく説明していきます。

「所見」とは?

「所見」「しょけん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある状態を見た結果で下した判断や、それに対する意見」という意味です。

2つ目は「ある事柄について、考えたことや意見」という意味です。


「所見」の言葉の使い方

「所見」は名詞として「所見を述べる・述べた」「医師による臨床所見」などと使われます。

「所」「ところ」とも読み、「何かが行われるところ」「何かがあるところ」「場所」という意味、「見る」「目で見ること」から転じて「みるところ」「物のみかた」「考え」「立場」という意味、「所見」で、「その人の立場からの、物のみかたや考えるところ」になります。

同じ読み方をする言葉に「初見」がありますが、こちらは「はじめて見ること」という意味で、全く違う言葉です。


「症状」とは?

「症状」「しょうじょう」と読みます。

意味は、「病気やけがの状態や、身体に生じる異常のこと」です。

病気で熱が出たり、咳や鼻水が出る、ケガで痛みがあったり。

腫れたりするなど、どの様な状態であるかということです。

「症状」の言葉の使い方

「症状」は名詞として「症状がある・ない」「症状が軽い・思い」「無症状」などと使われます。

「症」「病気の性質や状態」「特定の症状の現れる病気」という意味、「状」「物の形・すがた」「ものごとの様子」という意味、「症状」「体にあらわれる、病気の性質により生じる状態」になります。

基本的に、その病気によって引き起こされる身体の異常をあらわすことに使われます。

「所見」と「症状」の違い

「所見」「その人の立場からの、物のみかたや考えるところ」です。

「症状」「体にあらわれる、病気の性質により生じる状態」です。

まとめ

今回は「所見」「症状」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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