この記事では、「面倒くさがり」と「無精者(ぶしょうもの)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「面倒くさがり」とは?
「面倒くさがり」とは、「何をしても長続きせずにすぐに飽きてしまう」性質、あるいは「何事も億劫(おっくう)に感じてしまう」性格などを示す言葉です。
どんな時でも手間や困難さなどを第一に考えてしまうネガティブな性格の人を指して使われており、「ずぼら」ないし「ぐうたら」などという語句と同じようなニュアンスで使用されています。
「無精者」とは?
「無精者」とは、「毎日仕事もしないで怠けている者」または「日々をだらしなく過ごしている人」などという意味合いで使われている語句です。
何をするにも面倒くさがる人や前向きではない性質などを表しており、「ものぐさ太郎」もしくは「怠け者」などという語句と似たようなニュアンスで用いられている文言です。
「面倒くさがり」と「無精者」の違い
「面倒くさがり」と「無精者」は、いずれの語句も「何でも面倒くさがる傾向のある人」などという意味合いで使われている似たような表現です。
「無精者」の方が「面倒くさがり」よりも少々硬めの印象を与える言葉なのでビジネスシーンや文書などに向いている文言と言えますが、同時に前者の方が後者よりもやや強めニュアンスをもつ表現なので使う際には注意が必要になります。
「面倒くさがり」の例文
・『兄はとても面倒くさがりなのでいつも部屋のドアを開けっ放しにしています』
・『面倒くさがりな人には細かい作業は向いていません』
「無精者」の例文
・『無精者と呼ばれるからにはそれ相応の理由があるのでしょう』
・『彼は無精者と噂されていますが、会えばとても礼儀正しいですね』
まとめ
「面倒くさがり」と「無精者」は、どちらの言葉も「すぐに億劫に感じる性質」などを示しています。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。