「傷つく」と「手傷を負う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「傷つく」と「手傷を負う」の違いとは?違い

この記事では、「傷つく」「手傷を負う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「傷つく」とは?

「傷つく」という言葉は、肉体、物、人の心と3つのものに対し使用することができる言葉です。

肉体に対しては、ケガをすること、負傷することを意味します。

例えば、「階段で足を滑らせ足に傷つく」

物に対しては、物の表面に傷ができることを意味します。

例えば、「車が傷つく」

人の心に対しては、人の感情などが損なわれることを意味します。

例えば、「プライドが傷つく」

このように、肉体にも物にも人の心にも使用することができる言葉になります。


「手傷を負う」とは?

「手傷を負う」とは、肉体的ダメージを意味する言葉です。

刃物などで手や足などを切った、角で足をぶつけた、などにより肉体的に負傷することを「手傷を負う」と言います。

また、「手傷を負う」「手傷」には、戦闘などで受けた傷といった意味もあります。


「傷つく」と「手傷を負う」の違い

「傷つく」「手傷を負う」の違いを、分かりやすく解説します。

「傷つく」「手傷を負う」はどちらもダメージを受けたことを意味する言葉です。

そのうえで、何がダメージを受けたのか。

その点に違いがあります。

「傷つく」の場合は、人の肉体だけでなく、人の感情。

そして、物に対しても使用することが可能です。

足にケガをした際は「足が傷つく」と表現し、感情などが損なわれた際は「心が傷つく」

物に傷が付いたときは「壁が傷つく」などといった形で使用します。

一方、「手傷を負う」の場合は肉体的ダメージのみを意味する言葉になります。

「傷つく」の例文

・『子どもが車にボールを当て車が傷つく』
・『クラスメイトがいる中で罵られプライドが傷つく』

「手傷を負う」の例文

・『車の事故で手傷を負う』
・『知らぬ間に手傷を負っていた』

まとめ

以上のように、使用することができる対象に違いのある2つの言葉になります。

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