間人ガニ?
新たなカニのブランド?この記事では、「ズワイガニ」と「間人ガニ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ズワイガニ」とは?
ケセンガニ科のカニであり、日本では「タラバガニ」と並ぶカニの代名詞と言っていいでしょう。
学名オピリオの「本ズワイガニ」だけを「ズワイガニ」と呼ぶ場合と「オオズワイガニ」や「紅ズワイガニ」などの近縁種とまとめて「ズワイガニ」と呼ぶ場合もままあります。
また雌の「ズワイガニ」は「セイコガニ」や「セコガニ」などと呼ばれており、漁期は短いもの珍味として重宝されていると言っていいでしょう。
雄の「本ズワイガニ」はブランド化しており、福井の「越前ガニ」と山陰の「松葉ガニ」が群を抜いて有名です。
「間人ガニ」とは?
京都府京丹後市の間人漁港で水揚げされた本ズワイガニを指す物です。
平成18年4月1日に特許庁の地域団体商標登録の変更がされた事を機会に申請されたと言っていいでしょう。
この地域団体商標登録の変更がされた際に各地域でご当地ブランドが登場する事になりました。
同じ平成18年には石川県の漁協が統一されたのを機に「加能ガニ」の地域団体商標が登録されていますが、これも同じ理由になります。
特徴としては漁場が漁港から近い事で日帰り可能。
より新鮮な状態で水揚げできるのが特徴です。
最大の特徴は元々の水揚げ量が他のブランドガニと比べると著しく少ない事でしょう。
底引き漁船が4隻しか所属していない事もあり、大規模な福井の「越前ガニ」や山陰の「松葉ガニ」と比較して、幻扱いされているとの事でした。
「ズワイガニ」と「間人ガニ」の違い
「ズワイガニ」と「間人ガニ」の違いを、分かりやすく解説します。
「間人ガニ」は地域団体商標登録を済ませており、間人漁港に水揚げされた「本ズワイガニ」の雄を指します。
ブランドガニとして認定されるためには、50工程以上の審査がされるそうですが、他地域のブランドガニも同様のチェックは行っていますから、特に珍しくはないでしょう。
ただし「間人漁港」は底引き網漁ができる船の数が圧倒的に少ないため、他のブランドガニと比較すると入手困難だと言えます。
まとめ
「間人ガニ」は京都府京丹後市の間人漁港で水揚げされた後、ブランドガニの基準を満たすか厳しく厳選された「本ズワイガニ」の雄だと言っていいでしょう。