この記事では、「染みる」と「浸みる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「染みる」とは?
「染みる」は「しみる」と読みます。
意味は「液体が他のものに付着して、にじんで汚れること」です。
布など素材の柔らかいものに液体が付いて広がり、色を帯びることを表します。
「染みる」の言葉の使い方
「染みる」は動詞として「染みる・染みた」と使われたり、連用形が名詞化して「染みが付く」などと使われ、ます。
基本的に、「液体などが付いて色がにじむこと」に使われる言葉です。
「しみる」と読む漢字の中で常用漢字は「染みる」だけであることから、ほかの「しみる」という漢字の代用として使われています。
「浸みる」とは?
「浸みる」は「しみる」と読みます。
意味は、「液体などが他の物に付き、深く入り込むこと」です。
布など素材の柔らかいものに液体が付き、奥まで深く入り込むことを表します。
色がつく、つかないは関係ありません。
「浸みる」の言葉の使い方
「浸みる」は動詞として「浸みる・浸みた」と使われます。
基本的に「色がつく・つかないは別として、液体などが内部までじわじわと入り込むこと」に使われる言葉です。
ただし、常用漢字ではないので、公用文ではひらがな表記か「染みる」が代用されています。
「染みる」と「浸みる」の違い
「染みる」は「液体などが付いて色がにじむこと」です。
「浸みる」は「色がつく・つかないは別として、液体などが内部までじわじわと入り込むこと」です。
「染みる」の例文
「染みる」の例文は以下の通りです。
・『白いシャツに汗が染みる』
・『毛布に匂いが染みる』
・『和紙に油の汚れが染みる』
「浸みる」の例文
「浸みる」の例文は以下の通りです。
・『カーペットにジュースが浸みる』
・『大雨でグランドに雨水が浸みる』
・『乾燥肌に化粧水が浸みていく』
まとめ
今回は「染みる」と「浸みる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。