偶然発生した出来事やめぐり逢いを表す言葉には「奇遇」や「運命」があります。
この記事では、「奇遇」と「運命」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奇遇」とは?
「奇遇」とは思いがけない出会いや出来事、めぐり逢いを表す言葉です。
「奇遇」は偶然出会ったことやサプライズが発生した時に使う言葉であり、驚きや意外性を感じた時にも使うことが可能です。
この言葉に使われている「遇」は出会うことやもてなすという意味であり、たまたまという意味の「偶」と間違いやすいので注意しましょう。
「奇遇」の類義語には「偶然」があり、思いがけないことや予想外のことを表します。
「運命」とは?
「運命」とは人間の意志を超えた力を表す言葉であり、人の幸不幸を決めたり様々なめぐり逢わせとなるものを表します。
「運命」は英語で“destiny”や“fate”であり、こちらはカタカナ語としても使うことが可能です。
「運命」は人の人生を大きく変えるものとして捉えられており、悪い影響や不幸を与えるものという意味でも使われています。
「運命」の類義語には「命運」があり、こちらは身の定めという意味があります。
「奇遇」と「運命」の違い
「奇遇」は思いがけない出会いやめぐり逢いを表す言葉です。
「運命」は人間の意志を超えた力であり人の人生を変えるような吉凶禍福を表す言葉です。
「奇遇」の例文
・『奇遇ですねと声を掛けられたので振り返ってみると、そこには大学時代にお世話になった教授がいました』
・『この出会いは奇遇なものであり、久しぶりに色々なことを話しました』
「運命」の例文
・『人間はいつも運命に振り回される生き物であり、様々な物語がそこから生まれます』
・『運命を占うことは可能かという議論は昔からありました』
まとめ
「奇遇」は偶然の出会いやこれに対して驚くことを表す言葉です。
「運命」は人間のを超えた力を表す言葉であり、人の人生や行き先に大きな影響を与えるものとして捉えられています。
