この記事では、「基づき」と「準じて」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基づき」とは?
「ある物事を根拠や基盤として、それにもとづいて何かする」という意味です。
「基づき」は、「〜に基づき」「〜に基づいて」という表現が一般的です。
「基づき」は、根拠や基盤となるものが明確に示されている場合に使用する表現で、根拠や基盤となるものに依存するというニュアンスがあります。
「準じて」とは?
「ある基準や根拠に従って、それに対応する」という意味です。
「準じて」は、「〜に準じて」「〜に準じる」という表現が一般的です。
また、「準じて」は、基準や根拠となるものと比べて物事を判断する場合に使用する表現で、基準や根拠となるものに対等に扱うというニュアンスがあります。
「基づき」と「準じて」の違い
「基づき」と「準じて」の違いを、分かりやすく解説します。
「基づき」と「準じて」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあります。
「基づき」は「ある事柄を根拠や基盤として、それに従って何かする」という意味です。
その一方で、「準じて」は「ある事柄を基準や規則として、それに従って何かする」という意味です。
また、「基づき」は「基づく」の連用形で、「〜に基づき」「〜に基づき〜する」という形で使われ、「準じて」は「準じる」の連用形で、「〜に準じて」「〜に準じて〜する」という形で使われます。
「基づき」の例文
・『テスト結果に基づき、全校生徒の学力結果をデータ化した』
・『この記事は、信頼できる資料に基づいて書かれている』
「準じて」の例文
・『正社員に準じて、契約社員にもボーナスを支給することになった』
・『この製品は、JIS規格に準じて作られたものだ』
まとめ
「基づき」は、根拠や基盤となるものに依存するという意味で、「準じて」は、基準や根拠となるものに対応するという意味で使い分けられます。
「基づき」と「準じて」の違いは、根拠とよりどころの違いです。
根拠は、物事の理由や根源となるものです。
よりどころは、物事の判断や行動の基準となるものです。
つまり、「基づき」は、それがなければ物事が成り立たないという関係を表します。
一方、「準じて」は、それにならって物事を実施するという関係を表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。