デジタルカメラで風景写真を撮るときに頻繁に使用するのが「NDフィルター」というものです。
それでは、この「NDフィルター」とはどういう意味でしょうか。
また、「PLフィルター」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「NDフィルター」と「PLフィルター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「NDフィルター」とは?
「NDフィルター」とは、デジタル一眼のレンズに使用されるフィルターのひとつです。
NDとは「Neutral Density」の略で、日本語では「中性濃度」と言います。
意味が分かりにくいですが、要は光の濃度、つまり強さを抑えるという効果を持っているフィルターのことです。
「PLフィルター」とは?
「PLフィルター」とは、デジタル一眼のレンズに使用されるフィルターのひとつです。
PLとは「Polarized Light」の略で、日本語では「偏光」と言います。
これは「偏光サングラス」などにも用いられているように、反射光を抑える効果があります。
「NDフィルター」と「PLフィルター」の違い
「NDフィルター」と「PLフィルター」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、主にデジタル一眼などで写真を撮る場合に使用するフィルターの種類であることは同じですが、フィルターのメインの効果と用途が違います。
まず効果の違いですが、すでに記述したように「NDフィルター」はレンズに入る光の絶対量を減らす効果があり、「PLフィルター」にはレンズに入ってくる反射光を減らす効果があります。
したがって、使われる場面としては、「NDフィルター」はシャッタースピードを遅くして、意図的に芸術的なボケを発生させるために使われます。
しして、「PLフィルター」は、水やガラスなどの反射による白飛びや写り込みなどを軽減する目的で使用されます。
まとめ
この記事では、「NDフィルター」と「PLフィルター」の違いを、解説してきました。
デジタル一眼を頻繁に使う人にとっては常識とも言える「フィルター」ですが、使う場所とタイプを適切に使ってこそその効果を出すことができるものであるということがわかっていただけたはずです。