この記事では、「ドジ」と「天然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドジ」とは?
「ドジ」とは、「注意力・仕事への能力が足りず、つまらない失敗をすること、またはその様な人のこと」という意味です。
真面目にやっているつもりでも、力量が及ばず、何故その様なことをするのかと疑問に思う様な間抜けな失敗をすることを表します。
「ドジ」の言葉の使い方
「ドジ」は名詞・形容動詞として「ドジだ・である」「ドジを踏む」などと使われます。
語源には諸説ありますが、最も有力なのは、「鈍遅(どんち)」という語が変化したという説で、「反応がにぶく動作が遅いこと」という意味です。
他には、「ものごとをやりそこなう」という意味の「とちる」という語が変化したという説や、「はっきりしない様子」という意味の「どじくじ」という語を省略したという説などがあります。
基本的に、間抜けな失敗をすることに使われます。
「天然」とは?
「天然」は「てんねん」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「ありのままで、人の手が加わっていないこと」という意味です。
2つ目は「生まれつきそなわっているもの」という意味です。
3つ目は「自分で意図せず、間の悪いこっけいな言動をすること」という意味です。
「天然」の言葉の使い方
「天然」は名詞・形容動詞として「天然だ・である」「天然な人」「天然温泉」などと使われます。
「天」は「大空」「自然」から転じて「生まれつき備わったもの」という意味、「然」は「しか(り)」とも読み「ほかでもなく、そうなっている」「他の語に付けて状態を表す語」という意味、「天然」で「生まれつき備わってそうなっている様子」になり、お笑い用語の「天然ボケ」という言葉が変化して、「意図せずとぼけた言動をすること」という意味でも使われています。
こちらは、失敗することだけではなく、滑稽な言動をすることも含みます。
「ドジ」と「天然」の違い
「ドジ」は「真面目にやっているつもりで、間抜けな失敗をすること」です。
「天然」は「意図せず、間の悪いこっけいな言動をすること、失敗するとは限らない」です。
まとめ
今回は「ドジ」と「天然」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。