「決行」と「強行」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「決行」と「強行」の違いを分かりやすく説明していきます。

「決行」とは?

「決行」は「けっこう」と読みます。

意味は、「思い切って実行すること」です。

ある計画が決まっている時に、多少好ましくない状況であっても、やった方が良い、特に大きな問題なしと判断して行動することを表します。

「決行」は名詞として「決行する・した」「雨天決行」などと使われます。

「決」は「き(める)」とも読み「最終的に定める」「きっぱり判断する」という意味、「行」は「おこな(う)」とも読み「前へ進む」「あることをする」という意味、「決行」で「あることをするときっぱり判断すること」になります。

「強行」は「きょうこう」と読みます。

意味は「無理を押し切って強引にすること」です。

周囲が反対していたり、明らかに良くない状況でも、無理やりすることを表します。

「強行」は名詞として「強行する・した」「強行突破」などと使われます。

「強」は「つよ(い)」とも読み「力や勢いがある」「固く丈夫」「無理に押しつける」という意味、「行」は「前へ進む」「あることをする」という意味、「強行」で「あることを力や勢いで無理にすること」になります。

「決行」は「あることをするときっぱり判断すること」です。

「強行」は「あることを力や勢いで無理にすること」です。

「決行」の例文は以下の通りです。

・『イベントは雨天決行です』
・『満を持して計画を決行する』
・『彼氏へのサプライズを決行する』

「強行」の例文は以下の通りです。

・『法案が強行採決される』
・『軍事侵攻を強行する』
・『バリケードを強行突破する』

今回は「決行」と「強行」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。