この記事では、「決着」と「解決」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決着」とは?
「決着」は「けっちゃく」と読みます。
意味は、「ものごとが、あるやり方に定められて終わりになること」です。
今まで問題になっていたことが、あるやり方や考え方をすると定められたことで、落ち着くことを表します。
「決着」の言葉の使い方
「決着」は名詞として「決着する・した」「決着をつける」などと使われます。
「決」は「き(める)」とも読み「最終的に定める」「きっぱり判断する」という意味、「着」は「つ(く)」とも読み「衣服などを身につける」から転じて「ぴったりとくっつく」「ある場所に届く」「決まりがつく」という意味、「決着」で「最終的に定めて落ちつくこと」になります。
「解決」とは?
「解決」は「かいけつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「問題や複雑な事柄を、うまく処理すること」という意味です。
2つ目は「疑問点を明らかにして、納得いく様にすること」という意味です。
「解決」の言葉の使い方
「解決」は名詞として「解決する・した」「解決させる」「解決方法」などと使われます。
「解」は「と(く)」とも読み「一つにまとまったものをばらばらにする」から転じて「もつれ・ごたごたをほぐす」「明らかにする」という意味、「決」は「最終的に定める」「きっぱり判断する」という意味、「解決」で「もつれ・ごたごたを処理して明らかにすること」になります。
「決着」と「解決」の違い
「決着」は「最終的に定めて落ちつくこと」です。
「解決」は「もつれ・ごたごたを処理して明らかにすること」です。
「決着」の例文
「決着」の例文は以下の通りです。
・『今日こそきっちりと決着をつける』
・『長年の論争に決着がつく』
・『訴訟問題が決着する』
「解決」の例文
「解決」の例文は以下の通りです。
・『容疑者が逮捕され事件が解決』
・『借金問題が解決する』
・『ご近所トラブルが解決する』
まとめ
今回は「決着」と「解決」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。