「軽度」と「軽微」の違いとは?分かりやすく解釈

「軽度」と「軽微」の違いとは?違い

「軽度」「軽微」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「軽度」「軽微」の違いを分かりやすく説明していきます。

「軽度」とは?

「軽度」とは、軽度が軽いことを意味する言葉になります。

なにかものごとに対し、その程度が軽いことを「軽度」と言い対義語は「重度」になります。


「軽度」の使い方

「軽度」は、「軽度な被害」「軽度の症状」といった使い方のほか、症状の程度を表す言葉として、「軽度発達障害」「軽度認知障害」などといった形でも用いられます。


「軽微」とは?

「軽微」とは、被害や損害などの程度がわずかであるといった意味に加え、そのことの多くが予想や推定により軽い場合を意味します。

発生した被害や損害などが予想よりも軽かったことを意味する言葉になります。

対義語は「甚大」です。

「軽微」の使い方

「軽微」は、「軽微な被害」「軽微な損失」「軽微な違反」などといった形で用いられます。

「軽度」と「軽微」の違い

「軽度」「軽微」も発生したことの程度を表す言葉で、どちらも軽い程度を意味する言葉になります。

そのうえで、「軽度」は単にその程度が軽いことを意味する言葉ですが、「軽微」の場合は少し異なります。

「軽微」の場合、発生したことが事前に予想していた内容よりも軽かったことを意味し、事前に予想していたことが含まれます。

「軽度」の例文

・『息子は軽度発達障害だと診断されました』
・『今回の事故のケガが軽度で済み安心しました』
・『体に与えた被害が軽度でも心に受けた被害が重度になることはあります』
・『父が軽度認知障害と判断されたこともあり、老人ホームへの入所を検討しました』

「軽微」の例文

・『株価下落による損失は軽微な損失で済んで助かった』
・『国にとって軽微な被害でも暮らしている住民にとっては大きな被害です』
・『軽微な変更でも必ず相手への確認は必要です』
・『家が高台にあるお陰で大雨による被害は軽微で済みました』

まとめ

「軽度」「軽微」には、以上のような違いがあります。

違い
違い比較辞典