この記事では、「有言実行」【ゆうげんじっこう】と「不言実行」【ふげんじっこう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「有言実行」とは?意味
人にこれから何をしたいのか宣言してから実行することを「有言実行」【ゆうげんじっこう】といいます。
プロジェクトに取り掛かると周囲に伝えてから自分に与えられた仕事を始めたり、今月はこれだけ売り上げたいと目標を上司に伝えて営業するといったように、職場でよく使われている言葉です。
周囲に宣言してから仕事する人は、前向きで行動的という印象で見られるでしょう。
「不言実行」とは?意味
人にあえてこれからやることを伝えずに取り掛かることを「不言実行」【ふげんじっこう】といいます。
人に知られたくない自分が掲げる目標はあえて宣言することなく実行するわけです。
能書きを口にせず、すぐ行動に移すことが大事と考える人は、いちいち周囲に自分が行う内容を伝えません。
この「不言実行」できる人は黙々と仕事をこなし、成果を出すといういい印象があります。
「有言実行」と「不言実行」の違い
これから何をするか、周囲に伝えてから物事に取り組む行為を「有言実行」といい、言い訳をせず、掲げた目標に向かって前向きに突き進むわけです。
何をするか人に伝えてから実行して目標を成し遂げた人は評価も上がり、人望を集めるでしょう。
もう一方の「不言宣伝」は、なすべきことを黙ってやるという考え方を指す言葉であり、物事を黙ってやるという場面でよく使われています。
「有言実行」の例文
・『会社では有言実行する社員は信頼と人望を集める者になる』
・『人から期待された方がやる気がわくという人は、有言実行したい』
「不言実行」の例文
・『地位が高い人ほど仕事に取り掛かるときは不言実行で行う』
・『悪い結果になりそうなときは、不言実行した方が身のためだ』
まとめ
対照的な言葉でありますが、どちらもそれぞれいい印象がありますので、状況に応じて使えば好印象を与えたり、信頼を集める人材になるでしょう。
