「エクササイズ」と「練習」はどのような違いで使い分けられている言葉なのでしょうか。
この記事では、「エクササイズ」と「練習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エクササイズ」とは?
「エクササイズ」とは、「肉体を維持するために行う運動」を指す言葉です。
人の体は使わないとどんどん衰えていってしまうため、健康と体力を維持するためには常に体を動かす必要があります。
肉体の良い状態を維持する目的で行う運動のことを「エクササイズ」といいます。
健康増進や体力維持を第一目的にしているため負荷があまり高くない、無理せず続けられる程度の運動を表す言葉です。
内容や種類に決まりはなく肉体を維持するための運動であれば誰でもできるラジオ体操から長距離のジョギングまですべてが「エクササイズ」です。
「練習」とは?
「練習」とは、「能力の向上を目的に行う反復行動」を指す言葉です。
学問の習得や技能の練達など能力を高めるために繰り返し行う学習行為を指します。
知識を増やしたり技術を磨いたりする行為のほか肉体を高める鍛錬も「練習」の一種です。
基本的には能力を発揮する本番の機会に備えて行う準備行動を指します。
「エクササイズ」と「練習」の違い
「エクササイズ」と「練習」の違いを、分かりやすく解説します。
「エクササイズ」と「練習」の違いは「目的」です。
「エクササイズ」は健康増進や体力向上など肉体維持を目的に行う運動を指すのに対し「練習」は能力の向上を目的に行う反復学習を指します。
良い状態を保つためにやるのが「エクササイズ」でより良くなるためにやるのが「練習」です。
「エクササイズ」は運動に限定されますが「練習」は勉強や技芸など運動以外も含む、という違いもあります。
「エクササイズ」の例文
・『ダイエット目的でエクササイズに励む』
・『高齢者でも安心してできるエクササイズ』
「練習」の例文
・『本番に備えて練習する』
・『練習の成果を発揮する』
まとめ
「エクササイズ」と「練習」では目的が異なります。
言葉のニュアンスを正しく理解して使い分けてください。
