この記事では、「鍛える」と「磨く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鍛える」とは?
練習や修練を何度も行って、技術や身体・精神を確かなものにすることです。
体つくりのことで説明をします。
自分は筋肉が少なく、細い体をしているので、もっとしっかりと筋肉をつけようと考えたとします。
そこで、筋トレをすることにしました。
腕立て伏せや腹筋などを繰り返し行い、体をしっかりしたものに作っていきます。
このことを「体を鍛える」といいます。
今度は精神のことで説明をします。
精神をもっとしっかりしたものにしたいと思い、滝行をすることにしました。
何度も繰り返し滝行を行います。
それによって、少しずつ精神がしっかりしたものになってきました。
こういった、練習や修練などを繰り返して、技術や身体・精神などをしっかりとさせることをいいます。
「磨く」とは?
ものの表面を研いでつるつるとした状態にする、こすって汚れをとったり、つやを出したりする、念入りに手入れをして整った状態にする、努力をして学問や技芸を上達させるという意味です。
歯を美しく保ったり、虫歯にならないようにしたりするために、毎日歯をブラシでこすっているはずです。
これを「歯を磨く」といいます。
スポーツをしている人は、その技術をさらに高いものにするために、日々努力をしていることでしょう。
このことを「技術を磨く」などといいます。
「鍛える」と「磨く」の違い
「鍛える」と「磨く」の違いを、分かりやすく解説します。
練習を重ねて、芸などをさらに上達させるという意味が似ています。
前者は、練習や修練を繰り返して、技術を自分のものとすることや、心身を強くすることをいいます。
後者は、学問や技芸をさらに立派なものにするように努力をすることをいいます。
まとめ
一方は、練習や修練を重ねて心身を強くしたり、技術を身につけたりすること、もう一方は学問や技芸をさらによいものにするために努力をすることで、それぞれ意味が異なります。
