この記事では、「目線」と「視点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目線」とは?
目線は、めせんと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、物を見る働きをする器官やめという意味を持っている目の漢字に、糸の様に細長いものとか紐状のものといった意味を有する線の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から目線は、物事を見る方向や視線を表すのです。
要するに、目を使って見ようとしている物とを結ぶ線、という意味の言葉としてこの目線は用いられています。
「視点」とは?
視点は、してんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、見るとか気を付けて良く見るといった意味の視の漢字に、小さい印や文章等に付ける符号という意味がある点の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ視点は、視線が注がれる点といった意味を表すのです。
他には、物事を見たり考えたりする立場や位置といった意味の言葉として使われています。
「目線」と「視点」の違い
目線と視点の漢字表記を並べて見比べてみると、使用している漢字も読み方も違う言葉同士である事に気付けるものです。
所がどちらも、目に関する意味を所有しているため、表現する意味には似た部分があったりします。
お陰で使い分けを意識すると、混同する人は珍しくありませんが、それぞれの言葉が持つ意味をきちんと理解すれば、問題なく使い分けが可能です。
まず目線は、目で見る方向である視線を示します。
もう一方の視点は、視線を注いでいる所という意味を表すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも視覚に関連した意味合いがあります。
そのため、2つの言葉がごっちゃになってしまう人もいたりするのです。
ただし指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、そこを把握すれば使い分けが出来ます。
ちなみに目線は、目で見ている方向という意味の言葉として用いられているのです。
対する視点は、視線が注がれている場所という意味の言葉として使われています。