「漫談」と「講談」の違いとは?分かりやすく解釈

「漫談」と「講談」の違いとは?違い

この記事では、「漫談」「講談」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「漫談」とは?

芸人が面白い話を滑稽な話し方でその場にいる人たちを笑わせることを「漫談」【まんだん】といいます。

漫談師は1人で上段に座り、自分なりの話し方で面白く話し、聞く人たちを楽しい気持ちにするわけです。

この「漫談」により人々はちょっとした暇な時間を楽しいものにしたり、時間潰しするなど人々が興味を示す話しや馬鹿だと感じつつも共感して楽しみます。


「講談」とは?

過去に大きなことをやり遂げて、人々に勇気や感動を与えた者の武勇伝を言葉巧みに話しながら人々を興奮させたり、刺激するのが「講談」【こうだん】です。

また、軍に所属する者の迫力ある戦いぶりや、感動する話を扇子で卓を叩いて盛り上げつつ話します。

主に、調子や勢いを付けて話すのが「講談」になるわけです。


「漫談」と「講談」の違い

ここでは「漫談」「講談」の違いを、分かりやすく解説します。

漫才師のように面白いことや馬鹿だと感じる話を滑稽に1人で話すのが「漫談」であり、聞く人を楽しませるのです。

面白い話を調子よく盛り上げながら人々が興味を引くように話し、お腹を抱えて楽しめるように「漫談師」は考えて話します。

もう一方の「講談」は大きな成功を成し遂げた者の驚く武勇伝や、ためになる成功談といった話を本人になりきって熱く話すわけです。

「漫談」の例文

・『緊張する社員のために漫談すると、楽しい雰囲気で話せた』
・『聞き手も先の展開を考えて漫談を楽しめば、もっと面白くなる』

「講談」の例文

・『兄は将軍の武勇伝が聞ける講談にはまり、週に3回も聞きに行く』
・『前向きな気持ちになれる講談を聞くと、仕事でいい成果を出した』

まとめ

聞く人に対して世間話を滑稽に話し、その場を盛り上げるのが「漫談」であり、武勇伝を聞かせて勇気を与えるのが「講談」と覚えておくといいでしょう。

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