この記事では、「歌曲」と「音楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歌曲(かきょく)」とは?
「歌曲」は「洋楽の声楽曲」や「主に独唱用の小曲」、「雅楽において、うたいものの曲」を意味する言葉です。
「歌曲」の使い方
「歌曲」は名詞として使われています。
「音楽」とは?
「音楽」は「音による芸術」、「歌舞伎における鳴り物の1つで、寺院の場面などに笛や大太鼓、鈴などで雅楽風の演奏を行う」を意味する言葉です。
「音楽」の使い方
「音楽」は名詞として使われています。
「歌曲」と「音楽」の違い
「歌曲」は「洋楽の声楽曲」や「主に独唱用の小曲」、「雅楽において、うたいものの曲」のことです。
「洋楽の声楽曲」の代表的な作品としてはシューベルトやシューマンのものが挙げられ、ドイツでは「リート(複数形はリーダー)」と呼ばれており、イギリスでは「アートソング」と呼ばれています。
フランスだと芸術歌曲を「メロディ」と呼び、大衆的、通俗的なものは「シャンソン」と呼ばれています。
イタリアだと芸術歌曲は「ロマンツァ」と呼び、通俗的な歌曲は「カンツォーネ」と呼び分けされているようです。
一方、「音楽」は肉声や楽器を使って演奏する「音による芸術」全般を指しています。
「歌曲」の例文
・『音楽の授業で世界各国の代表的な歌曲を聴いた』
・『最近、youtubeで昔の歌曲の動画を聴くのにハマっている』
・『日本の代表的な歌曲作曲家には滝廉太郎や山田耕筰、平井康三郎、大中恩などがいる』
「音楽」の例文
・『恵まれない子どもたちのためのチャリティーを目的として音楽イベントが開催予定だ』
・『ストレスを和らげたいときはスローペースな音楽を聴くのがよいとされている』
・『彼が持つ音楽の才能は100年に1人の逸材と評されている』
まとめ
「歌曲」は「洋楽の声楽曲」や「主に独唱用の小曲」、「雅楽において、うたいものの曲」のことであり、「音楽」は「音による芸術」や「歌舞伎における鳴り物の1つ」を意味する言葉ということでした。