この記事では、「端的に」と「簡潔に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「端的に」とは?
「端的に」は「たんてきに」と読みます。
意味は、「ある事柄を、要点だけ残して細かいことは削り、すっきりさせること」です。
要点は何かを手っ取り早く分かるようにするために、途中経過や細かい事情などは省くことを表します。
「端的に」の言葉の使い方
「端的に」は副詞として「端的に伝える・伝えた」「端的に話す」などと使われまれます。
「端」は「はし」とも読み「ものごとのはじめ」「まっすぐ」「形・姿勢がきちんと整っている」「ありのまま」という意味、「的」は名詞に付き「そのような性質を持ったもの」という意味、「に」は接続詞、「端的に」で「要点をすっきりとまとめている性質を持って」になります。
基本的に、要点が短くまとめられているというニュアンスが強い表現です。
「簡潔に」とは?
「簡潔に」は「かんけつに」と読みます。
意味は「ある事柄を、短くまとめて、表現を分かりやすくすること」です。
複雑なものを、全体的にまとめ、言葉も簡単に言い換えたりして、分かりやすくすることを表します。
「簡潔に」の言葉の使い方
「簡潔に」は副詞として「簡潔に述べる・述べた」「簡潔に説明する」などと使われます。
「簡」は「文字を書くのに用いた竹や木のふだ」から転じて「手紙・文書」「手軽な」「大まかな」という意味、「潔」は「いさぎよ(い)」とも読み、「汚れがなく清らか」から転じて「余計なものがなく、すっきりしている」という意味、「簡潔に」で「複雑なものを、短くかつ分かりやすくまとめて」になります。
基本的に、短くて表現が簡単であるというニュアンスが強い表現です。
「端的に」と「簡潔に」の違い
「端的に」は「要点をすっきりとまとめている性質を持って」です。
「簡潔に」は「複雑なものを、短くかつ分かりやすくまとめて」です。
まとめ
今回は「端的に」と「簡潔に」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。