この記事では、「三和土」と「土間」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「三和土」とは?
玄関の床をより美しく、魅力的に仕上げるために使う床材を「三和土」【たたき】といいます。
安く仕上げたモルタルは新しい家によく使われている仕上げ材ですが、あえて都会的なお洒落感を出せるコンクリートを選ぶ人もいるわけです。
高級な見た目に拘るなら、好きな色の天然石を選び、マンションでは水や汚れが簡単に布で拭き取れる塩化ビニル樹脂のPタイルを採用する物件も目立ちます。
また、自然な風合いを楽しみたいときは板状にした粘度で作るタイルが指示されている床材です。
「土間」とは?
江戸時代に使われていた土の間を「土間」【どま】といいます。
床を土のままにしてある所を指す言葉であり、玄関から入るとすぐの場所を指すわけです。
下駄を履いたまま唯一家の中に入れる場所でもあり、炊事するとき履物を脱いだり、履かずにすみます。
そんな場所も、現代では土が舞い上がらず、お洒落な玄関に合うよう住む人の好みで選んだ色や大きさのモルタルを敷き詰めて仕上げるのです。
「三和土」と「土間」の違い
「三和土」と「土間」の違いを、分かりやすく解説します。
タイルや天然石、モルタル、Pタイルといった4種類の素材から選び、玄関をお洒落に彩る床を「三和土」といいます。
靴が入る場所であるため、水を流しながらモップで汚れを洗い流せるのが造るときの条件です。
人から見える所でもある玄関の床は壁や広さ、照明といったものから、タイルの大きさ、色を選ぶのが重要になってきます。
モルタルには大判から小判まであり、滑り止め加工がなされているものが揃うのも魅力です。
もう一方の「土間」は玄関から靴を履いたまま入れる場所であり、モルタルや小石を敷き詰めます。
広さを活かし、収納スペースとして使ったり、自転車、スポーツ用品を置く所を指します。
まとめ
似た意味を持つ言葉ですが、床を仕上げるために使う床材を「三和土」といい、土足で歩ける場所を「土間」と覚えておけばいいでしょう。