この記事では、「そして」と「次いで」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そして」とは?
「そして」とは、ある事柄に続いてもう1つの事柄が起きる場合に用いられる接続詞です。
「そして」は「そうして」を短縮した言葉なので、「そうして」と意味は同じです。
「そして」には、継続・結果・付加の3つの役割があります。
「昼食をとった。
そしてコーヒーを飲んだ」という場合、前の事柄から継続しています。
「山の中を歩き回った。
そして、珍しい花を見つけた」という場合には、歩き回ったという事柄から花を見つけたという結果が生まれています。
「彼女は容姿端麗だ。
そして成績優秀でもある」という場合、容姿端麗という事柄に成績優秀という事柄を付け加えています。
「次いで」とは?
「次いで」とは、「引き続いて」とか「あるものの次に」という意味の接続しです。
「次ぎて」の音が変化して「次いで」という言葉になりました。
「次いで」はあらかじめ決まっている順序に沿って物事が起きる場合に使用する言葉です。
「次いで」は、物事のの序列を表しています。
「そして」と「次いで」の違い
「そして」も「次いで」も2つの事柄を結びつける接続詞です。
「そして」は2つの事柄に因果関係がある場合に用いられることが多く、「次いで」はあらかじめ決まっている順序に沿って物事が起きる場合に用いられる言葉になります。
「そして」の例文
・『地球は丸くて青い、そして美しい』
・『彼は迷子の息子を探し回った。そしてやっと見つけることができた』
「次いで」の例文
・『東京都に次いで人口が多いのは神奈川県だ』
・『結婚式に次いで二次会も開催された』
まとめ
「そして」は1つの事柄に続いてもう1つの事柄が起きる場合に用いられる接続詞です。
継続・結果・付加といった役割を担っています。
それに対して「次いで」は、物事があらかじめ決まっている順序で起こる場合に使用する言葉です。