この記事では、「分けてもらう」と「2つに分ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分けてもらう」とは?
まず、「分ける」は「1つにまとまっているものをいくつかに分割する」や「種類によって区別する」、「分類する」、「いくつかに割って与える」、「分配する」、「一部分を人に与える」など多くの意味を含める言葉です。
「もらう」は「贈られたり頼んだりして受け取り自分のものとすること」や「頼んで手に入れること」、「勝負事に勝つこと」、「金を出して自分のものにする」など多くの意味を表しますが、動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付けることで「他人の行為などにより自分が利益を受ける」、「自分の行為などによって他人に利益を与える」、「他人の行為により自分が迷惑を受ける」という意味も表します。
したがって、「分けてもらう」は「他人から何かを分割して与えてもらう」というニュアンスを表す言葉になります。
「2つに分ける」とは?
「2つに分ける」は「何かを2つに分割すること」を意味する言葉です。
「分けてもらう」と「2つに分ける」の違い
「分けてもらう」は「他人から何かを分割して与えてもらう」という意味合いを表すフレーズです。
一方、「2つに分ける」は「何かを2つに分割すること」を意味する言葉です。
「分けてもらう」の例文
・『水筒の水を飲み干してもらったので、友達に水を分けてもらう』
・『母が切ったクリスマスケーキを分けてもらう』
・『廃棄予定の余ったタオルを分けてもらうことにした』
・『姉に着なくなった洋服を分けてもらうつもりだ』
「2つに分ける」の例文
・『運ばれてきた料理をナイフで2つに分ける』
・『クレジットカードをプライベート用と業務用の2つに分ける』
・『作業員を経験者のグループと未経験者のグループの2つに分ける』
・『材料が混ざらないように別々のカゴへ2つに分ける』
まとめ
「他人から何かを分割して与えてもらう」という意味を表すのが「分けてもらう」、「何かを2つに分割すること」という意味を表すのが「2つに分ける」ということでした。