「甚大な被害」と「甚大な損害」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「甚大な被害」と「甚大な損害」の違いとは?違い

この記事では、「甚大な被害」「甚大な損害」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「甚大な被害」とは?

驚くほど多くの家が倒壊したり、流されている災害の状況下で使われているのが「甚大な被害」【じんだいなひがい】です。

2階建ての家の1階が修復できないほど酷く潰れていたり、ビルが倒壊しては複数の車が潰されている状況を指します。

また、広範囲に津波がきては多くの家屋が流されてしまい、跡形もない有様や、火災が発生して多くの家が燃えてしまい、焼け野原になっている状況を指す言葉です。


「甚大な損害」とは?

自ら受けた大きな被害を「甚大な損害」【じんだいなそんがい】といいます。

例えば、車を駐車しておいたところに重機が倒れて酷く潰れたり、自らも大怪我を負って入院するといった被害を指すのです。

それだけ家が全壊したり、焼けて失う、工場の機械が機能しなくなって仕事が出来ないので収入さえ失ってしまった状態に陥ってしまいます。


「甚大な被害」と「甚大な損害」の違い

「甚大な被害」「甚大な損害」の違いを、分かりやすく解説します。

洪水が起きて広範囲に水が流れて田畑の作物が駄目になったり、家が倒壊するといった災害が起きた悲惨な状況を「甚大な被害」といいます。

それだけ復興に何年も要するほど大きな災害の被害を受けたときの程度を表すのです。

もう一方の「甚大な損害」は自らが受けた大きな損失や負債、怪我といったものに焦点を当てている言葉になります。

「甚大な被害」の例文

・『大雨で川が氾濫し、大きな橋も決壊する甚大な被害が起きた』
・『都内の高層ビルが幾つも倒れて、道路を塞ぐ甚大な被害が起きた』

「甚大な損害」の例文

・『従業員が開発費を持ち逃げして、甚大な損害を被った』
・『取引先がいくつも倒産して、我が社も甚大な損害を出した』

まとめ

言葉に表せないほど多くの被害や損害を出したとき使う言葉を2つご紹介しました。

どのような状況でどう使えばより言葉の意味を引き出せるか学ぶといいでしょう。

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