様々な場所に存在することを表す言葉には「津々浦々」や「古今東西」があります。
この記事では、「津々浦々」と「古今東西」の違いを分かりやすく説明していきます。
「津々浦々」とは?
「津々浦々」は「つつうらうら」と読む漢字であり、全国に存在する港や海岸を表す意味の言葉です。
「津々浦々」はこの意味から派生して物事が全国の様々な場所に存在することを表す意味として使われるようになりました。
「津々浦々」は基本的に場所を示す時に使う言葉であり、これ以外には使いません。
「古今東西」とは?
「古今東西」は「ここんとうざい」と読む漢字であり、あらゆる場所や時間帯で存在することを表す意味の言葉です。
この言葉に使われている「古今」は過去と現在の時間を示す意味があり、「東西」は地理や空間の広さを表す意味があります。
この2つを合わせたものが「古今東西」であり、いつでもどこでもという意味の言葉として使われます。
特定のお題に対して代わる代わる答えを述べていくゲームは「古今東西ゲーム」と呼ばれており、こちらは「山手線ゲーム」という名前として有名です。
「津々浦々」と「古今東西」の違い
この2つはどちらも様々な場所に存在することを表す意味の言葉です。
「津々浦々」は地理や空間の広さに対して使う言葉であり、「古今東西」は空間以外にも時間的な流れに対して使うことが可能です。
「津々浦々」の例文
・『全国津々浦々な旅をする番組が大好きです』
・『バイクで津々浦々するユーチューバーの動画を最近はよく見ています』
「古今東西」の例文
・『古今東西で最強と考えられる野球選手について議論しています』
・『この土偶は古今東西を通じてまだ発見されていないものだ』
まとめ
「津々浦々」や「古今東西」は様々な場所に存在することを表す言葉です。
「津々浦々」は全国のいたる場所という意味の言葉であり、「古今東西」はいつでもどこでもという意味で使われます。