この記事では、「思われます」と「思います」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思われます」とは?
「思われます」は、「思う」に助動詞の「れる」と丁寧語の「ます」が組み合わさった言葉です。
この助動詞の「れる」には受け身のほか、尊敬、自発、可能の4つの意味があります。
「友達からセンスがあると思われる」は受け身。
「部長は、この方法がベストだと思われました」は尊敬。
「彼女には難しいと思われる」は自発。
「おそらく、間に合うと思われる」は可能になります。
このように、「思われます」尊敬語として使用することができます。
ただし、聞く相手によっては自発の「思われます」と勘違いする可能性もあります。
そのため、少し注意が必要です。
「思います」とは?
「思います」は、「私はそう思います」のように何かを明確にしたい時に使用する言葉です。
「ます」を使用していることから丁寧語として使用することはできるものの、あくまでも、丁寧な言葉遣いといった程度です。
そのため、日常会話でもよく用いられる言葉になり、ビジネスシーンなどでは少し丁寧さに欠けてしまいます。
「思われます」と「思います」の違い
「思われます」と「思います」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ「思う」を使用する「思われます」と「思います」。
「思います」は何かを明確にしたい時に使用する言葉となりますが、「思われます」は複数の意味を持つ言葉になります。
そのうえで、「思う」の尊敬語として使用することもでき、「思います」が丁寧語。
「思われます」が尊敬語といった違いがあります。
両者の丁寧さを比較した場合、「思います」よりも「思われます」の方がより丁寧な表現方法になります。
「思われます」の例文
・『今回は、相当難しかったのではないかと思われます』
・『当社にミスはないため、お詫びする必要はないかと思われます』
「思います」の例文
・『私は参加したいと思います』
・『明日は晴れると思います』
まとめ
どちらも、丁寧な表現方法ですが、その度合いに違いのある2つの言葉になります。