この記事では、“await”と“wait”の違いを分かりやすく説明していきます。
「await」とは?
“await”には3つの意味があります。
1つめは、人が~待つです。
月間漫画誌に掲載されているマンガを、毎月楽しみにしています。
早く次の号がでないかなと待っています。
この状態が“await”です。
2つめは、人が期待して待つ、事が待ち受けるです。
1つめは他動詞の意味、2つめは自動詞の意味になります。
他動詞は、その動作が他に働きかけるものです。
たとえば「本を読む」は、読むという動作が本に影響を与えており、他動詞になります。
自動詞は、動作が他に影響を与えないものです。
たとえば「雨が降る」は雨が他から影響を受けて降っているのではなく、また他に影響を与えているのでもありません。
これが自動詞です。
3つめの意味は、事が人を待ち受ける、機会を待つです。
1つめと2つめの意味は、人が待っていましたが、3つめの意味は事が待っています。
「await」の使い方
待つという意味で使用をします。
漫画が発売されることで考えてみます。
漫画は発売日が決まっているので、こちらが何か行動をして発売日が予定よりも早くなることはありません。
つまり、そのときがくるまでじっとしていなければならないのです。
このような、ときが来るまで待つといった意味合いで“await”を使用をします。
「wait」とは?
“wait”には主に4つの意味があります。
1つめは、~を待つ、待ち受ける、期待して待つです。
順番を待つ、人を待たせるなどの意味になります。
2つめは、食卓のそばで給仕をするです。
レストランに行くと、食事を運んだり、肉を切り分けたり、ワインを注いだりしてくれる人が、食卓の近くにいます。
この人がやっていることが給仕です。
3つめは、遅らせる、待たせる、延ばすです。
パーティーが始まる時間を遅らせる、食事の開始時間を遅らさせるなどの意味になります。
4つめは、急を要しない、後回しでいいです。
すぐでなくてもいい、遅れてもいいという意味になります。
「wait」の使い方
複数の意味がありますが、どれも待つという意味が含まれています。
人や事を待つという意味から、食卓のそばで待つ、つまり給仕をするという意味になったり、人を待たせる、つまり食事などを遅らせるという意味になったりします。
「await」と「wait」の違い
どちらの言葉にも待つという意味がありますが、ややニュアンスが違います。
“await”はそのときがくるまで待っているといった意味合いです。
一方“wait”は、そのときがくるまで待っているという意味だけでなく、待たされるという意味もあります。
もともとは見張るという意味を持つ言葉です。
人を待つことには、“wait for”と表現するのが一般的です。
まとめ
待つという意味を持つ2つの言葉ですが、ニュアンスが異なります。