この記事では、“advance”と“advanced”の違いを分かりやすく説明していきます。
一見して、“advanced”はただ“advance”の過去形に見えますが、異なる意味を持った形容詞です。
両単語、意味の違いを正しく理解して、使いこなせるようになりましょう。
「advance」とは?
“advance”は前進の、前もって、を意味する形容詞です。
“in advance”というイディオムでよく使います。
決められた時間や期間よりも、早く何かをするときに名詞を修飾する単語です。
例えば、書籍の先行購入は“advanced purchase”です。
通常の発売日よりも早く購入しているので、“advance”を使います。
“advance”は決まった時間よりも早く何かするときに使う単語と覚えておくといいでしょう。
「advanced」とは?
“advanced”は、上級な、高度な、などを意味する形容詞です。
レベルが一定以上に飛び越えていることや、通常よりも難しい、ややこしい状況などに使います。
例えば、学校やレッスンでクラス分けをするときに、上級者向けのコースは、“advanced class”にしていることが多いです。
平均よりもレベルが高い人向けのコースになっています。
“advanced”は基準よりも程度やレベルが高いときに使う単語であると覚えておくといいでしょう。
「advance」と「advanced」の違い
“advance”と“advanced”の違いは、時間を表しているか、レベルを表しているか、という点です。
“advance”は時間が早いことを意味しています。
“advanced”はレベルが高いという意味です。
例えば、“advance deposit”とは言いますが、“advanced deposit”とは言いません。
“advance deposit”は前もって預けるお金、つまり前払金です。
ですが、“advanced deposit”と言ってしまうと、高度な預金と意味が分からなくなってしまいます。
スペルだけ見るとそっくりな単語ですが、意味が全く違うので、しっかり使い分けましょう。
「advance」の例文
・It is essential to be prepared in advance.
・He gave me an advance notice.
「advanced」の例文
・He is in an advanced class.
・This textbook is advanced.
まとめ
“advance”に“ed”が加わるだけで全く意味の違った単語になることを解説してきました。
“advance”は時間が早い、“advanced”はレベルが高い、と覚えておくと使いこなせるようになります。
混乱しないように、“advance purchase”や“advanced class”のように他の単語を付けて覚えておくといいでしょう。