“rest”と“break”は「休み」や「休憩」を表現する英単語ですが、ニュアンスが異なるため使い分けが難しいという声を聞きます。
双方の詳細な意味や適切な表現方法を学んで、使い方をマスターしましょう。
この記事では、“rest”と“break”の違いを分かりやすく説明していきます。
“rest”とは?
“rest”には、名詞として「休憩」や「休み」「休息」「安らぎ」「静止」などの意味があります。
動詞としては「休憩する」「横たわって休む」「休止する」などの意味を持ちます。
上記以外では、「残り」「残りの人々」「物などを載せる台」といった意味でも使用されます。
“break”とは?
“break”は、名詞として「休み時間」や「小休止」などの意味があるほか、「裂け目」「中断」「分岐点」といった意味も持っています。
また、“break”といえば「壊す」「破る」「割る」などの動詞として使われる単語としても有名です。
“rest”と“break”の違い
“rest”と“break”はどちらも休憩に関した意味がありますが、休む時間の長さや状況などに違いがあります。
“rest”は、「体調不良などから回復するために休む」「ゆっくり休養する」という意味合いが強く、「長い期間休む」というニュアンスもあります。
一方で“break”は、「物事の間に取る休憩時間」「一息つくための休憩」という意味があり、「短時間の休み」を指すイメージがあります。
次に“rest”と“break”の違いを、分かりやすく解説します。
“rest”の例文
“rest”は健康回復のために静養したり、長期間休んだりするシーンで用いられます。
・“I’m not feeling well. May I rest for a while?”(気分が良くない。少し休んでもいいですか)
・“He looks pale. I think he should get some rest.”(彼は顔色が悪い。休んだ方がいい)
・“You work too much. Please get plenty of rest on this weekend.”(あなたは働きすぎだ。今週末はゆっくり休んでください)
“break”の例文
“break”は小休止を表す際に使います。
“take”や“have”を付けて使うことが多く、セットで覚えると便利です。
・“Let’s take a five-minute break.”(5分間の休憩を取りましょう)
・“She has a ten-minute break from her work.”(彼女は仕事中10分間の休憩をとる)
・“May I take a coffee break after this meeting?”(会議のあとでコーヒー休憩してもいいですか)
まとめ
“rest”と“break”は類似した意味を持ちますが、細かい意味や使うシチュエーションなどに違いがあります。
両者とも仕事や学校など日常の場面で用いられることが多い英単語なので、ぜひ使いこなして英語表現力をアップさせましょう。