「hedge」と「fence」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「hedge」と「fence」の違い英語

この記事では、“hedge”“fence”の違いを分かりやすく説明していきます。

「hedge」とは?

“hedge(ヘッジ)”とは、「低木でつくられた生け垣(いけがき)」です。

“hedge”という英語は、「農作物を育てる田畑・牧草地などを囲んで守っている垣根(かきね)」を意味する名詞なのです。

その意味から派生して、“hedge”には「リスクヘッジなどの言葉」で使われている「(攻撃に対する)防御策・防衛手段」といった意味合いも生まれました。

動詞としての“hedge”には、「(垣根のように)囲んで守る」「リスクに対して安全策を講じる」などの意味があります。

受身形の動詞にすると、「制限される」の意味になります。


「fence」とは?

“fence(フェンス)”とは、「人工的な構造物としての柵(さく)・塀(へい)」のことです。

“fence”という英語は、「家屋・庭・田畑などの財産を外部と隔てて守っている人工的につくられた柵」を意味している名詞なのです。

“fence”には、「柵で自分の大切な資産を囲い込む・柵をめぐらして防御する」など動詞としての意味合いもあります。

“fence”には「ある領域と他の領域の境界線を明らかにする」といったニュアンスがあるため、“come off the fence(どちらの味方につくかの態度をはっきりさせる・旗幟(きし)を鮮明にする”のような慣用句の意味もあります。

“fence”「柵」以外の意味として、「フェンシング」「議論における当意即妙の弁舌能力」といった意味合いもあります。


「hedge」と「fence」の違い

“hedge”“fence”の違いを、分かりやすく解説します。

“hedge”“fence”の物理的な違いは、“hedge”「低木・灌木(かんぼく)など丈の低い木でつくられた生け垣・垣根」であるのに対して、“fence”の多くは生きた植物でつくったものではないということです。

“fence”「加工された木材・レンガ・コンクリートブロックなどで建造された人工的な柵・塀」であり、生け垣の“hedge”とは明らかに見た目や頑丈さが異なっています。

また“hedge”には、「リスクを回避するための防衛手段」の意味がありますが、“fence”にはそういった意味は備わっていません。

「hedge」の例文

・『We hedged the risk of falling stock prices. 』
(株価下落リスクの防衛策を講じました。)
・『My granpa hedged the wheat field that he cherish. 』
(祖父は大事にしている小麦畑に生け垣を巡らせました。)

「fence」の例文

・『I made a fence between the house next door. 』
(隣家との間に塀をつくった。)
・『We fenced against foreign enemy attacks. 』
(外敵の攻撃に対して柵を立てて守った。)

まとめ

“hedge”“fence”の違いを詳しく説明してきました。

“hedge”「低木でつくられた生け垣」“fence”「木材・コンクリなどでつくられた建造物」である違いがあります。

“hedge”“fence”の違いを調べたい時は、この記事を読んでみてください。

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