英語レベルに関わらず、ビジネスでも日常会話でも使われる“Interesting”と“Interested”。
どちらも『興味』に関わる頻出形容詞ですが、具体的な違いはどの様になるのでしょうか。
用法を間違えるとかなり不自然な英語表現になってしまいますので、意識して区別をつけることが必要です。
この記事では、“Interesting”と“Interested”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Interesting」とは?
一言で説明すると『何かしらの物が人間にとって興味を引く』という形容詞です。
これはどういうことでしょうか。
まず“Interest”という動詞をベースにして考えてみましょう。
“Interest”は『興味を持たせる』という意味ですが、『~Ing』がありますので、『興味を持たせてくれるもの』という意味をもつ形容詞となる訳です。
ポイントとしては物や人には使える形容詞ですが、『自分』には使わない表現であるという事に注意しましょう。
厳密には使ってもいいのですが、“I am interesting. ”だと『私は興味深いです。』という不思議な英語になってしまいます。
「Interested」とは?
一方、“Interested”は『興味を持つ』という意味を表す形容詞です。
これも“Interest”という動詞をベースにすると理解しやすいはずです。
『~ed』と受け身になっていますので、『興味を持たされている = 興味を持っている』という意味になります。
すなわち、人の意識が何かに興味を持っている際に使われるのです。
一般的には『Be動詞+ interested + in+名詞』で『(名詞)に興味を持っている』という意味の表現となります。
「Interesting」と「Interested」の違い
この2つの違いは『興味を持たせてくれる人や物』なのか『自分や誰かが興味を持っている』のかではっきりと分けることが出来る形容詞です。
実はとても混同しやすく、英語初心者がよく間違える形容詞でもあります。
したがって迷った場合には『自分』が主語に来ると不自然か不自然ではないかを基準に判断すると分かりやすいかもしれません。
「Interesting」の例文
・『It is an interesting history movie. 』(それはとても興味深い歴史映画です。)
・『It is very interesting that people tend to react the same as years go by』(とても興味深いことに年が経つにつれて人々は同じ反応をする傾向がある。)
・『I found the conclusion of Mike’s book very interesting. 』(マイクの本の結末はとても興味深かった。)
「Interested」の例文
・『Why are you interested in Japanese culture?』(どうしてあなたは日本の文化に興味を持っているのですか?)
・『Mika showed an interested look when she found two guys passed by. 』(2人が通り過ぎたのを見かけた時、ミカはとても興味深げな顔つきを見せた。)
・『I am more interested in microeconomics than macroeconomics. 』(私はマクロ経済学よりもミクロ経済学に興味があります。)
まとめ
如何でしたでしょうか。
以外にも混同してしまいがちな“Interesting”と“Interested”ですが、“Interest”という動詞をベースに『自分』を軸にして考えると分かりやすいのではないでしょうか。
これ以外にも“Surprising”と“Surprised”や“Exciting”と“Excited”など似た様な表現もありますので是非勉強してみてください。