この記事では、「不達」と「未達」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不達」とは?
先方に届かないことを「不達」と言います。
「不達」の「不」には、「でない」や「しない」といった打消しの意味があります。
「達」には、「とおる」や「果たす」、「届ける」といった意味があり、果たしていない、届けていない、といった意味が「不達」になります。
先方に届かないことだけでなく、ビジネスシーンにおいては、目標などに届いていないことに対しても「不達」を使用することがあります。
「未達」とは?
まだ、達成しないこと、熟達していないこと、郵便物や電子メールがまだ届いていないこと、を意味する「未達」。
「未」には、「いまだ」や「まだ、〜しない」といった意味があります。
つまり、「まだ」といった点が「未達」の大きなポイントです。
まだ、届いていないといった意味になり、今後届く予定がある場合に使用される言葉になります。
「不達」と「未達」の違い
「不達」と「未達」の違いを、分かりやすく解説します。
「不達」と「未達」共に、届いていない、達成していない、状況を意味する言葉です。
そのうえで、「不達」は届いていないことを意味する言葉ですが、「未達」の場合は、まだ、届いていないことを意味する言葉です。
この「まだ」に違いがあります。
「未達」の場合、「まだ」といった意味があるため、届く予定のはずが、まだ、届いていない、といった意味を表現する言葉になります。
「不達」の例文
・『何かの手違いで不達になり、先方には多大なご迷惑をお掛けすることになった』
・『先方から不達だと連絡があり、驚いて原因の調査を始めました』
「未達」の例文
・『今月の目標額が未達のため、もうひと踏ん張り頑張る必要があります』
・『時間がかかると初めから聞いていたので、未達でも仕方がないと思う』
まとめ
この2つの言葉の違いの「まだ」にあります。
その点に注意し使い分ける必要があります。