この記事では、「ペナルティ」と「処罰」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペナルティ」とは?
ペナルティとは英語のpenaltyをそのまま日本語読みした言葉で、罰や罰則といった意味で用いられています。
また、ペナルティはスポーツにおいて反則した場合に課せられる罰則を指すことが多いです。
サッカーにはゴールキーパーが手でボールを扱うことができるペナルティエリアがあり、ディフェンス側がフリーキックに相当するようなファウルを犯した場合にはペナルティーキックが与えられます。
「処罰」とは?
処罰とは、犯した罪に相当する罰を与えることをいいます。
また、法的には国家権力によって刑事権を発動することを指します。
刑法で定めている処罰には、死刑・懲役・禁固・罰金・拘留・科料・没収などがあります。
最も重いのが死刑で、受刑者の命を奪う刑になります。
「ペナルティ」と「処罰」の違い
ペナルティは罰や罰則のことをいい、処罰は罪に相当する罰を与えることをいいます。
ペナルティはスポーツで使われることが多い言葉で、販促行為に対する罰則を指します。
処罰は単に罰を与えることですが、国家権力による刑事権の発動を指す場合もあります。
与えられる罰がペナルティで、罰を与えることが処罰になります。
「ペナルティ」の例文
・『彼はファウルと判定されペナルティが課されたことに納得していません』
・『ルールを破って遅刻してばかりいる人には何かペナルティを課さなければいけないと思います』
「処罰」の例文
・『飲酒運転をして事故を起こしたので彼女は厳しく処罰されるでしょう』
・『裁判では被害者の処罰感情によって量刑が左右されることもあります』
まとめ
ペナルティは罰や罰則のことで、スポーツで用いられることが多い言葉です。
処罰は罰を与えることで、国家権力による刑事権の発動を指す場合もあります。
与えられた罰そのものがペナルティで、罰を与える行為が処罰になります。
