この記事では、「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞いていると思いますが」とは?
「聞いていると思いますが」の 「聞いている」は「聞く」の動作動詞です。
また、「と思います」は「と思う」の敬語表現で、「ます」が付いた丁寧語になります。
「と思います」は話す側の個人の推量や意見などを述べる時に用います。
さらに、「が」は接続助詞で、前後の文や文節をつなぐ役割をしています。
「聞いていると思いますが」は、話す相手が知っていると思われる事に言及する時に、前置きの言葉として使用します。
「お聞きになっている事と存じますが」とは?
「お聞きになっている事と存じますが」の「お聞きになっている」は「聞いている」の敬語表現で、尊敬語になります。
また、「〜の事と存じます」は「思う」、「考える」の敬語で、「存じる」の謙譲語に「ます」の丁寧語が付いた表現です。
「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」の違い
「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」の違いを、分かりやすく解説します。
「お聞きになっている事と存じますが」は「聞いていると思いますが」の敬語表現になります。
「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」には、このような違いが見られます。
「聞いていると思いますが」の例文
・『イベントの件については、すでに聞いていると思いますが、参加できますか』
・『そのことについては、彼から聞いていると思いますが、何か考えはありますか?』
「お聞きになっている事と存じますが」の例文
・『お聞きになっている事と存じますが、いかがいたしましょうか』
・『お聞きになっている事と存じますが、ご参加は可能でしょうか』
まとめ
今回は「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」の意味や違いなどについて、ご紹介してきました。
「聞いていると思いますが」と「お聞きになっている事と存じますが」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。