この記事では、「しません」と「いたしません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しません」とは?
「する」の否定形になる「しません」。
何かをしないことの意思表示として使用する言葉です。
「しません」のみで使用するほか、「希望しません」などといった形で使用します。
「希望しません」の場合、希望しないことを意味します。
そのほか、「参加しません」や「購入しません」などといった形で使用します。
「いたしません」とは?
「いたす」の否定形になる「いたしません」。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
つまり、「いたしません」は「しません」の謙譲語になります。
へりくだった言い方をすることで相手への敬意を表す謙譲語。
そのため、「いたしません」も相手への敬意を表すことができる表現方法になります。
ただし、「いたしません」の場合、「いたしません」の一言で済ませることで謙譲語でありながら謙遜しているように聞こえない可能性があります。
冷たい感じや偉そうな感じを相手に与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
使用する際は必ず「希望いたしません」や「出席いたしません」などといった形で使用します。
「しません」と「いたしません」の違い
「しません」と「いたしません」の違いを、分かりやすく解説します。
「しません」と「いたしません」は同じ意味を持つ言葉です。
そのうえで、「しません」は日常会話で使用する表現方法となり、「いたしません」は謙譲語となることからビジネスシーンなどに適した表現方法になります。
「しません」の例文
・『私は、明日の会合には出席しません』
・『この件に関して私は希望しません』
「いたしません」の例文
・『本日は定休日のため営業はいたしません』
・『明日は予定があるため、行事には参加いたしません』
まとめ
以上のように、「しません」の謙譲語が「いたしません」になります。
その点に注意し使い分ける必要があります。