この記事では、サーモンの「ノルウェー産」と「チリ産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノルウェー産」とは?
ノルウェー産のサーモンは、アトランティックサーモンを北ヨーロッパのノルウェー地方で養殖されたものをいいます。
氷河によってできた複雑な形の入り江付近で養殖が行われており、徹底した品質管理が行われています。
与えるエサには寄生虫が含まれていないので、生で食べることができます。
日本では刺身やお寿司のネタとして非常に人気が高いです。
ノルウェー産のサーモンは脂がのっていて、スーパーマーケット等でも販売されています。
「チリ産」とは?
チリ産のサーモンは、南米のチリで養殖されているサーモンのことをいいます。
チリには元々サーモンは生息していませんでしたが、海岸線が長いため漁業が盛んでした。
サーモン養殖で知られるノルウェーの入り江と似た海岸があることから、チリ政府がサーモンの養殖に乗り出したのです。
日本の養殖技術者も支援しており、今では世界のサーモンの3割を占める程に成長しました。
日本でも輸入されているサーモンの半数以上はチリ産です。
チリ産は赤みが強く、淡泊な味わいのサーモンになっています。
「ノルウェー産」と「チリ産」の違い
ノルウェー産のサーモンもチリ産のサーモンも日本では刺身や寿司ネタとして流通しています。
ノルウェー産は脂ののりが良く、柔らかい食感です。
チリ産はノルウェー産に比べると脂はのっておらず、淡泊な味わいがします。
チリ産は日本人の養殖技術者が開発に関わったこともあり、日本人好みの味になっています。
値段が高いのはノルウェー産のサーモンで、チリ産の方がリーズナブルです。
まとめ
ノルウェー産とチリ産の違いは、脂ののり具合や値段にあります。
脂ののりが強いのがノルウェー産で、チリ産の方が淡泊な味わいです。
値段はノルウェー産の方が高く、チリ産の方がリーズナブルに購入することができます。