近年世界中で問題になっているセンシティブな用語2つの違いを解説!この記事では、「HSP」と「HSC」の違いを分かりやすく説明していきます。
「HSP」とは?
近年世界中でセンシティブな人が増えている事は話題として取り上げられる事が多いのは間違いありません。
その中でよく用語として挙げられるのが「HSP」です。
“Highly Sensitive Person”の略であり、五感である聴覚、嗅覚、視覚、味覚、触感が敏感で刺激の受けやすい人を指した言葉です。
人口の15〜20%に「HSP」の徴候がある事が研究結果として明らかにされています。
日本語的に例えるなら「感受性が高い」「多感である」と言ったところでしょうか。
近年では『ロンドンブーツ1号2号の田村淳』氏が「HSS型のHSP」であるとカミングアウトしたのは記憶に新しいところです。
「HSC」とは?
「HSC」とは“Highly Sensitive Child”の略語であり、近年増加する人一倍繊細な子供を指したものです。
子供は多感であると同時にその感情をうまく言葉に表現できないため、大人よりも症状が悪化しやすいとされています。
「HSP」と「HSC」の違い
「HSP」と「HSC」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はいわゆる成人の“敏感さん”後者は未成年の“敏感さん”を指した言葉であり、その本質は変わらないと言っていいでしょう。
ただし子供の方が感受性が高いうえに、その苦しさを言葉で表現できないため、よりしんどい日常生活を過ごしていると言われます。
その他に変わる点としては「HSP・HSC」の概念を提唱したアメリカの心理学者「エレイン・アーロン」博士の診断テストの内容が違うと言っていいでしょう。
「HSC」のチェックテストは23項目のイエス、ノー方式から成り立ち、イエスが13項目以上でHSCである可能性が高まります。
一方で「HSP」は27項目から診断され過半数のイエスで「HSP」の可能性が高いと診断されるものでした。
ただし当てはまる項目が少なくとも強くイエスだと2〜3項目あっただけで「HSP・HSC」の可能性は高まるのは共通項になっています。
まとめ
その違いは対象者が「HSP」が成年、「HSC」が未成年であるかの違いだと言っていいでしょう。
アーロン博士の正式な認定チェックテストでは「HSP」は自身がチェックする27項目、「HSC」は自身の子供が心配でチェックする23項目による設問の違いがありました。