「今しがた」と「さっき」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「今しがた」と「さっき」の違いとは?違い

この記事では、「今しがた」「さっき」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「今しがた」とは?

つい先ほどという意味で使われているのが「今しがた」【いましがた】です。

本当に今さっき人が来たというように、相手に伝えるとき使われています。

現在にとても近いといった意味で「今しがた来たばかりだ」と伝えてから、それほど待っていないことを伝えるわけです。

「今しがた姉は玄関先に立っていた」と、過去に何がどのような状態であったか伝えます。


「さっき」とは?

ほんの少し前という意味で使われている言葉が「さっき」です。

ほんの数分前に出て行った、来たと相手に伝えるとき使って、いかにそれほど時間が経っていなことを伝えます。

使い方としては、「さっき自転車で駅へ向った」と何をしたか具体的に伝えるわけです。

他にも「さっきまで弟はここにいた」と誰が数十分前まで待っていたか伝えるときに使います。


「今しがた」と「さっき」の違い

ここでは「今しがた」「さっき」の違いを、分かりやすく解説します。

たった今、ここに姉が座っていた、車が通り過ぎたと人に伝えるとき使う言葉が「今しがた」です。

もう一方の「さっき」は数十分から数分前を表せる言葉であり、「さっきまで風が吹いていた」といった使い方をします。

また、「さっきは悪かった」と少し前に自分が苛立って怒っていた状態を反省する気持ちを伝えられる言葉です。

「今しがた」は古風な言い方で、「さっき」の方が日常的に使われています。

「今しがた」の例文

・『今しがた弟はご飯を食べていたが、出かけて行った』
・『今しがた家庭訪問を終えて、教師が帰って行った』

「さっき」の例文

・『さっきまで布団の中にいたのでまだ眠い』
・『さっきまで兄は隣に立つ工場で仕事していた』

まとめ

とても似ている意味を持つ言葉ではありますが、使い方に違いがあります。

どのようなときどう使えば意味が通じるかに着目して使い分けてみるといいでしょう。

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