この記事では、「戻ってきたら」と「戻られる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「戻ってきたら」とは?
「戻ってきたら」は「戻る」の仮定形です。
「戻る」には、もとの場所に帰る、進んだ方向と逆の方向に引き返す、もとの状態にかえる、本来の持ち主のもとに返る、得た利益がなくなる、といった意味があります。
このような意味を持つ仮定形となる「戻ってきたら」。
例えば、「戻ってきたら、お伝えください」の場合、相手が席を外していて、その相手が帰ってくるという条件のもと伝言を頼むことを意味します。
「戻られる」とは?
「戻られる」は「戻る」の敬語表現です。
目上の人や社外の人などが会社に戻るといった意味で「戻られる」を使用します。
例えば、「部長は14時に戻られると聞いています」などといった形で使用します。
「戻ってきたら」と「戻られる」の違い
「戻ってきたら」と「戻られる」の違いを、分かりやすく解説します。
「戻ってきたら」は「戻る」の仮定形。
「戻られる」は「戻る」の敬語表現です。
この点に「戻ってきたら」と「戻られる」の違いがあります。
「戻る」には、もとの場所に帰るだけでなく、進んだ方向と逆の方向に引き返す、など、いくつかの意味がありますが、「戻ってきたら」と「戻られる」は共に人に対しもとの場所に帰る、といった意味で使用するといった共通点があります。
また、「戻ってきたら」を目上の人に対し使用する場合は、「お戻りになられたら」を使用します。
「戻ってきたら」の例文
・『○○さんが戻ってきたら私の方まで来るように伝えてください』
・『彼が戻ってきたら一緒に出掛けたいと思います』
「戻られる」の例文
・『先生は今日の午後には戻られるご予定です』
・『部長は現在外回り中です、15時には戻られるとのことです』
まとめ
以上にように、同じ「戻る」といった意味を持つ「戻ってきたら」と「戻られる」になります。