未来のことについて話す時、「〜するつもりだ」あるいは「〜だろう」と言います。
自分の意志が入っているときは「つもり」、予測をするときは「だろう」というように自然と使い分けているはずです。
それでは英語で未来の話をするときによく使われる2つの言葉を、うまく使い分けることはできるでしょうか。
この記事では、“will”と“be going to”の違いを分かりやすく説明していきます。
「will」とは?
未来の話をする場合は、助動詞として使い「〜だろう」と訳しますが、名詞として「意志」という意味も持っていることを押さえておいてください。
その上で使い方を確認していきましょう。
「will」の使い方
A. I’ll go there. (そこに向かうね)
B. It’ll be sunny tomorrow. (明日は晴れるだろう)
C. I’ll finish my homework by eight. (私は8時までに宿題を終わらせるつもりだ)
A. はその場でパッと決めたことに対して使う表現です。
事前に計画を立てていたわけではなく、連絡が来たからこれから行く、などのニュアンスが含まれます。
B. は先のことを予測している表現ですが、あくまでも推測です。
明確な根拠があるわけではありません。
C. については「will」が持っている「意志」のニュアンスが強く出た表現です。
「8時までに終わらせる」というやる気が伝わってきます。
「be going to」とは?
ここでの“be”はbe動詞のことを指すので、実際には主語に合わせて形が変わります。
意味は「〜する予定だ、つもりだ」となります。
“will”では「意志」がポイントだったのに対し、“be going to”のポイントは「予定」です。
「be going to」の使い方
A. We are going to go on a picnic. (私たちはピクニックに行く予定だ)
B. It’s going to rain soon. (すぐに雨が降りそうだ)
C. I’m going to finish my homework by eight. (私は8時までに宿題を終わらせる予定だ)
A. にはすでに準備を進めている、あるいは計画を立てているという意味合いが含まれます。
その場で決めたことではなく、事前にきちんと予定されているということです。
B. のように天気について使うのは、雨雲がすぐそこに見えているなど、何かしらの根拠がある場合です。
逆に単なる推測のときには使いません。
C. の文では「8時までに終わるように計画を立ててやっている」というニュアンスが含まれます。
「頑張って終わらせる」というのではなく、「終わる予定だ」という意味合いです。
「will」と「be going to」の違い
「〜するつもりだ」という訳だけ見ると容易に書き換えられそうですが、それぞれの語が持つ根本の意味が異なるため、書き換えられない場合も多いです。
“will”には「意志」、“be going to”には「予定」というポイントがあるのでしっかり押さえておきましょう。
まとめ
未来の話に使う“will”と“be going to”の違いを考察してきました。
自分の意志を伝える“will”と、予定されていることを伝える“be going to”、うまく使い分けていってください。