この記事では、“about”と“around”の違いを分かりやすく説明していきます。
「about」とは?
“about”の意味は数多くありますが、主なものは以下の通りです。
1つ目は「~について」「~に関して」という意味で、あるものごとについて言及することを言います。
2つ目は「~頃」という意味で、大体の時間や時期であることを表します。
3つ目は「~の近くに」「~の辺りに」という意味で、あることに密接している様子を言います。
4つ目は「~の周りに」「~の周囲を」という意味で、取り囲む様にある様子を言います。
5つ目は「~するところで」「~しようとして」という意味で、今まさにそれをしようとする様子を言います。
上記に共通するのは「あるものごとと、その周辺のこと」という意味です。
「about」の使い方
“about”は「~について」「~に関して」「~頃」「~の近くに」「~の周りに」「~するところで」などの意味で使われます。
前置詞として使われたり、副詞として「およそ」「約」「ほとんど」「周囲に」「近くに」などの意味で使われ、「アバウトな内容」など日本語にもなっています。
基本的に、あるものごとを中心に、それの周辺のことを表す時に使われる言葉です。
「around」とは?
“around”の意味は以下の通りです。
1つ目は「周囲に」「回りに」という意味で、ある物を取り囲む様に様子を言います。
2つ目は「回って」「ぐるりと」という意味で、向きを変えて回る様子を言います。
3つ目は「あちこちに」という意味で、広く移動する様子を言います。
4つ目は「存在して」「現存して」という意味で、人や物が実在している様子を言います。
5つ目は「およそ」「~ぐらい」という意味で、大体である様子を言います。
上記に共通するのは「あるものごとの周辺のこと」という意味です。
「around」の使い方
“around”は「周囲に」「回りに」「回って」「あちこちに」「存在して」「およそ」などの意味で使われます。
前置詞、副詞として使われ、日常ではあまり品詞にこだわらずに使われています。
基本的に、直接あるものごとに対してというよりも、その周辺のことを表す時に使われる言葉です。
「about」と「around」の違い
“about”は「あるものごとを中心に、周辺のことをまで表す」という意味です。
“around”は「あるものごとの周辺にあることを表す」という意味です。
「about」の例文
・『I read a book about gardening. 』(園芸に関する本を読んだ)
・『I will finish it about noon. 』(昼頃には終わるよ)
・『She was about to speak. 』(彼女は話し出そうとするところだった)
「around」の例文
・『She turned around. 』(彼女は振り向いた)
・『It costs around a thousand yen. 』(千円前後かかる)
・『I want to travel around the contry. 』(全国を旅して回りたい)
まとめ
今回は“about”と“around”について紹介しました。
“about”は「あるものごと中心にその周り」、“around”は「あるものごとの周り」と覚えておきましょう。