この記事では、“employ”と“hire”の違いを分かりやすく説明していきます。
「employ」とは?
“employ”の意味は以下の通りです。
1つ目は「雇用する」という意味で、労使契約に基づいて人を雇うことを言います。
2つ目は「~を用いる」「使用する」という意味で、仕事としてあるものを使うことを言います。
3つ目は「費やす」という意味で、あるものごとに時間や労力を使うことを言います。
上記に共通するのは「正式に決めて仕事を与える」という意味です。
「employ」の使い方
“employ”は「雇用する」「~を用いる」「費やす」という意味で使われます。
他動詞として使われ、名詞形は“employment”で「雇用」「使用」「仕事」「職業」などの意味があります。
また、“employer”は「雇い主」、“employee”は「従業員」という意味です。
基本的に、正式な契約により長期間雇用することに対して使われる言葉です。
「hire」とは?
“hire”の意味は以下の通りです。
1つ目は「賃借する」という意味で、お金を支払って物を借りることを言います。
2つ目は「~を雇う」という意味で、人を雇い入れることを言います。
3つ目は「賃貸する」という意味で、お金をもらって物を貸すことを言います。
上記に共通するのは「お金を支払って一時的に使用する」という意味です。
「hire」の使い方
“hire”は「賃借する」「~を雇う」「賃貸する」という意味で使われます。
他動詞として使われたり、名詞として「使用料」「借り賃」「報酬」「雇い入れ」「雇われ」などの意味で使われます。
基本的に、料金を支払って一時的に雇い入れたり、使用する時に使われる言葉です。
因みに、タクシーを「ハイヤー」と呼ぶのは“vehicle for hire”が由来です。
「ハイヤー」は元々顧客から要請されて配車するシステムでしたが、流しなどで利用する人が増えて、タクシーメーターで運賃を決めることから「タクシー(taxi)」と呼ばれる様になったのです。
「employ」と「hire」の違い
“employ”は「契約して長期間雇用すること」という意味です。
“hire”は「料金を支払って一時的に使用すること」という意味です。
「employ」の例文
・『That company employs over one thousand people. 』
(あの会社は千人以上の人を雇っている)
・『I am employed as an accountant. 』
(私は経理として雇われている)
・『He is employed as the permanent. 』
(彼は正社員として雇われている)
「hire」の例文
・『She hired a baby-sitter. 』
(彼女はベビーシッターを雇った)
・『He is hired as a part time job. 』
(彼はアルバイトとして雇われた)
・『We need to hire interpreter for the meeting with the US company. 』
(米国企業との会議で通訳を雇う必要がある)
まとめ
今回は“employ”と“hire”について紹介しました。
“employ”は「長期雇用」、“hire”は「短期雇用」と覚えておきましょう。