「still」と「yet」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「still」と「yet」の違い英語

「宿題終わったの?」「まだだよ」…というよくある親子の会話で出てくる「まだ」ですが、英語でいうと何になるのでしょうか。

実は「まだ」を表す単語にも種類があり、使い分ける必要があります。

今回はその中でも使い分けが難しい“still”“yet”の違いを分かりやすく説明していきます。

「still」とは?

「静止した、静かな」という意味の形容詞、「静める」という意味の動詞として使われることもあるように、多様な使い方ができる単語です。

今回は“yet”との違いをテーマにするため、副詞の「まだ」としての使い方を確認します。

副詞の“still”「まだ」と訳すほか、「今まで通り」という意味合いも持ちます。

じっと止まっているイメージを持つ単語なので、状態が継続している場合の「まだ」に使われるのです。


「still」の使い方

A. She is still listening to music. (彼女はまだ音楽を聴いている)
B. I’m still awake. (私はまだ起きている)
C. I’m still not good at playing soccer. (私はまだサッカーが得意ではない)
A. B. 共に状態が継続している様子を表しています。

C. は否定文ですが、“I’m not still”ではなく、“I’m still not”の語順になっているところに注目してください。

まだ「not ?」の状態が続いている、という捉え方になるため、この語順になります。

ポイントは継続です。


「yet」とは?

「まだ(?ない)」あるいは「もう?」という意味の副詞です。

現時点でどうなのか、という視点なので、継続的なニュアンスを含む「still」とは異なります。

また、基本的に否定文や疑問文の形で、起きそうだけれどまだ起きていない事象について話すときに使います。

「yet」の使い方

A. I haven’t finished my homework yet. (私はまだ宿題を終わらせていない)
B. Have you made your schedule yet?(もう自分の予定を立てましたか)
A. が否定文、B. が疑問文の例です。

文中に来ることもありますが、「yet」は文末に使われることが多いです。

また、もう1つの特徴は現在完了形と一緒に使われることが多いという点です。

特に疑問文の場合、“Did you make your schedule yet?”とは言わないので注意しましょう。

「still」と「yet」の違い

同じ「まだ」という意味をもつ副詞ですが、「まだ継続している」という意味合いの“still”に対し、“yet”「起こるはずだけどまだ起こっていない」という意味合いの単語です。

また、現在完了形と一緒に使うことが多いのも特徴です。

まとめ

“still”“yet”の使い分けについて確認しました。

同じ意味のように見えて、実は表す意味合いが違います。

語順も含め、丁寧に違いを押さえておきましょう。

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